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1960年代 / CINEMA

2017-10-21

by ユキコーヌ · Published 2017-10-21 · Last modified 2019-05-30

映画「欲望 BLOW-UP」(1967)を3回観てやっと本質が見えてきた話し

cinema_stephane

「デカローグ」(Dekalog 1989-1990🇵🇱)

「デカローグ」(Dekalog 1989-1990🇵🇱)
"トリコロール"シリーズなどを手がける
#クシシュトフキェシロフスキ監督作で、ワルシャワを舞台とした全10話のテレビドラマシリーズ。
すべての物語に、人生における決定的なできごとが描かれている。
以下一話ずつ、短い感想。

第1話 "ある運命に関する物語"
父親とふたり暮らしの、とても賢い少年のお話し。
一話からそりゃないぜ的衝撃の結末にア然となった。これを運命と言っちゃうなら…人生絶望だ。

第2話 "ある選択に関する物語"
浮気相手の子を妊娠した女と、病気の夫と、その医師の物語。
これは、正直いまいちよくわからなかったかな〜。

第3話 "あるクリスマスイヴに関する物語"
これも浮気がらみの男女モノ。

第4話 "ある父と娘に関する物語"
20歳になった娘と、その父親の物語。
パパが大好きな女の子のお話し。これはかわいいお話しで好きだった。

第5話 "ある殺人に関する物語"
21歳の殺人者とその弁護士、被害者をそれぞれ追った物語。
うーん。若さゆえなのか否か。むずかしい問題。

第6話 "ある愛に関する物語"
向かいの部屋の"美人で男好き"の女性をのぞく19歳の青年の物語。
ある程度大人になってから真っ直ぐな純粋さをブツけられるとなんかキツイし、それがわかる自分がちょっとかなしい。

第7話 "ある告白に関する物語"
16歳で娘を産んだ若い女性と、その母親の物語。
こんなにかなしい話しはない。大号泣だった。母と娘の関係はどこか複雑だ。

第8話 "ある過去に関する物語"
戦争がらみの話し。これまた難しい問題。

第9話 "ある孤独に関する物語"
性的不能になった男と、その妻の物語。
男性の苦悩がひしひしとくる。しょうがないでは済まんのか。

第10話 "ある希望に関する物語"
死んだ父親がものすごい切手コレクターだったという、兄弟の話し。
最高におもしろかった。ラストにまさかのコメディですっきりしました。

以上

このシリーズを教えていただいた　@k.t___cinephile さま！
全体的にとてもおもしろく、見られてよかったです^_^
ありがとうございました❤︎

#ユキコーヌひとりごと

今日は朝から(大急ぎで)歯医者へ行き

今日は朝から(大急ぎで)歯医者へ行き、即落ちで持ち歩けなくなったiPhoneSE(小さくて大好きだったのに💔)を新しいのに載せ替えた。
それから2.3日前に届いた #緑魔子 ×ボオドレエル "悪の華わが性からの復権"という古本をちと眺めて、午後は終り。これから夜ごはんの準備する。

#新しい電話がデカくて使いヅライ
#たまには日記

2021良かった映画・好きだった映画まとめ
※見た順全149本より(12/28現在)

●第3逃亡者 '37🇬🇧
2021はヒッチ先生からスタートしたけど、これがいちばんお気に入り❤︎

●モロッコ '30🇺🇸
今年いちばん良かったかも。大傑作。

●硝子のジョニー野獣のように見えて '62🇯🇵
芦川いづみさんの女優魂をビシビシ感じた。

●恋するガリア '66🇫🇷
これも好きだったなあ。また観たい映画。

●殺人者はバッヂをつけていた '54🇺🇸
今年唯一観たノワールかもしれん。キム・ノヴァクが最強に美しい。

●すべてが狂ってる '60🇯🇵
すごかった。やっぱり鈴木清順は天才。

●夜の歌謡シリーズ命かれても '68🇯🇵
城野ユキさん演じる少女マンガみたいな主人公がめちゃくちゃかわE❤︎部屋やファッションもすてきだった。

●かも '65🇯🇵(夜の青春シリーズ)
このあたりから緑魔子さんの魅力イヤ魔力にヤラれ出す。存在感が凄まじい。

●夜の牝犬 '66🇯🇵(夜の青春シリーズ)
『夜の青春シリーズ』でいちばん名作かもしれない。

●大悪党 '68🇯🇵
仕上がり・バランス良し。"映画は大映"は真実かも。

1月にヒッチコックを見ただけで、前半ほとんど映画見ず。7月から狂ったように日本映画を見はじめて、いろんなシリーズを見たけど、選んでみたらけっこう洋画にもアタリが多いという結果でした。
※写真は『かも』より緑魔子さん

#すみー
#2021映画まとめ

「恋の秋」(Conte d'automne 1998🇫🇷) #エ

「恋の秋」(Conte d'automne 1998🇫🇷)
#エリックロメール監督による #四季の物語最終作。
まずロメール作品でお馴染みの #マリーリヴィエールさんと #ベアトリスロマンさんの登場に歓喜！話しもなかなかおもしろかったけど、年齢を重ねても、むかしとちっとも変わらないこじらせ乙女なお二人を眺めているだけで楽しめました。個人的には、四季の物語シリーズでいちばん好きかな。

まっすぐな気持ちや純粋さゆえ、いろいろとやらかす登場人物たちに、親近感が湧きまくるロメール作品。でも、やらかそうがカッコ悪かろうが、やっぱり私も純粋さや素直さを失くしたくないな〜と、改めて考えさせられました。

とにかくこのシリーズが見られたことに感謝感激な2021年の終りでした。#ザシネマメンバーズさんありがとうございました😭

#すみー

「夏物語」(Conte d'été 1996🇫🇷)
#エリックロメール監督による #四季の物語第3作。
#メルヴィルプポー演じるガスパールくんはハンサムなのにまったく女を見る目ナシ。彼にぴったりのすてきな女の子が目の前にいるってのに…ねぇ。若い男の子らしい鈍感さが、可笑しくて、憎らしくて、たまらなくかわいらしい。ラストもイイ。

#ザシネマメンバーズ

「冬物語」(Conte d'hiver 1992🇫🇷)
#エリックロメール監督による #四季の物語シリーズ第2作。
なぜか春のつぎ冬なんですが…
ひと夏の恋からはじまり、凡ミス的間違いから夢みる夢子のおとぎ話化。そして、そんな夢子に"美人だから"と振り回される男たちがおるという…。
いつもイタめのロメールの登場人物の中でもダントツヤヴァい。いいかげん大人になってくれ〜とさすがに思えてくるのですが、いつでもさみしげに彼を探して街を歩きまわるシーンや、子どもに導かれて入った教会で突如として我に返るシーンなんか、なぜか忘れられない。
これを純粋と呼ぶべきか否か。
ラストもこれでいいのかネ？
しばらくしたらまた見てみたい感じの、なかなかの問題作でした。

#すみー
#ザシネマメンバーズ

「春のソナタ」(Conte de printemps 1990🇫🇷)
#エリックロメール監督による #四季の物語シリーズ第1作。
ずっとみたくてみたくて、ずいぶん待ち侘びたこのシリーズが、ついに今月から #ザシネマメンバーズで独占配信😭
美しい自然と光溢れる別荘、ピアノの音色、花瓶の切花、消えたネックレスの謎。
繊細なふたりの女性を中心に、哲学的会話と女性らしいやさしさをめいっぱい散りばめたような、冬の終り、春のちょっと前のささやかな物語。
かなり感覚的仕上がりでしたが嫌いじゃない感じ。そしてやっぱり何もかもがロメールだなぁと。
ただ、見たい気持ちが高まりすぎている映画は全く集中できないのがイカンなー。

「やさしい女」(Une femme douce 1969🇫🇷

「やさしい女」(Une femme douce 1969🇫🇷)
#ロベールブレッソン監督による初のカラー作品で、原作は #ドストエフスキーの短編小説。
劇場でブレッソンを見られただけで胸がいっぱいすぎて、実はあまり集中できなかったんだけど、やっぱり劇場で見られてうれしかった。主演の #ドミニクサンダさんにジッと見つめられると、なんかツラい気持ちになってくる不思議。
しかしこの感じで"やさしい女"だと、私もまあまあやさしい女かな〜とネ。

#ユキコーヌひとりごと

「夜の手配師」(1968)
#村山新治監督による #東映 #夜の青春シリーズ最終作
全8作の #梅宮辰夫さん主演「夜の青春シリーズ」ようやく完結。今回は緑魔子さん不在でしたが、#城野ゆきさん #白木万里さん #真理アンヌさん #沢たまきさんに #稲垣美穂子さんと、いつもに増して梅宮さんのまわりには女だらけ。
でも話しは意外に女性メインで、梅宮さんはめずらしく本命を抱けず終い。前半4作目くらいまでのワルさはどこへやら。けっこうさわやかな幕切れとなりました。

#JUNKFILMbyTOEI
#amazonprimevideo

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