「ローマの休日」(1953)をグレゴリー・ペックのために《今日のおすすめ配信シネマ Vol.3》
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ローマの休日(Roman Holiday 1953🇺🇸)
ずいぶん久しぶりに「ローマの休日」を観ました。
ずっと昔に観た映画を、何かのきっかけでふと思い出した時にすぐ再見できるってのも、動画配信の魅力ですよね。
私のきっかけはグレゴリー・ペックなんです。
一年くらい前でしょうか、フィルム・ノワールの映画にリストアップされていたヒッチコックの『白い恐怖』(1945)という映画を観て、誰なんだこのハンサムは!と衝撃を受けたその人こそ、グレゴリー・ペックなんです。
それでちょっと調べたなら、なんと「ローマの休日」でオードリー・ヘプバーンとヴェスパを二人乗りしていたあのひとだっていうではないですか!
しかしながら、「ローマの休日」は観たはずなのになぜだかまっっったく記憶にないんです。
おかしいです。こんなハンサム忘れるわけがないんです。
そう思って、いったい「ローマの休日」をいつ観たんだろうかと考えてみたところ…そうです、たぶん小学生か中学生くらいの頃なんですね。
当時の記憶としては、もうただただ、ひたすらにオードリー・ヘプバーンが輝いて美しかったということだけで、本当にそれに尽きるんです。
グレゴリー・ペックには申し訳ないのですが、ジェラートを食べる時も、真実の口に手を入れる時も、王女として彼の前に立った時も、オードリー・ヘプバーンの姿以外何も思い出せません。
そんな「ローマの休日」を、久しぶりに観て思ったこと。
それは、この映画はやはり、オードリー・ヘプバーンの美しさしか目に入らない映画だっていうことです。
彼女の出演作のほとんどがそうではありますが、「ローマの休日」ほどオードリー・ヘプバーンのプロモーションビデオ的映画はないと思います。小学生だか中学生だかの私は間違っていませんでした。
おそらく、グレゴリー・ペックも彼女の輝きを前に、俳優として敢えて彼女のお膳立てをしているんではないでしょうか。大きな背中をちょっと丸めて、なんとなく画面の端っこにいるようなやさしい気遣いを感じてしまったのは私だけではないはず。
実は今回も、ついオードリー・ヘプバーンばかりに目が行ってしまったわけですが、次こそはグレゴリー・ペックのために、彼の姿だけをひたすら追うというスタイルで「ローマの休日」見てみたいと思います。
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作品情報
監督 ウィリアム・ワイラー
脚本 ダルトン・トランボ
ジョン・ダイトン
出演 オードリー・ヘプバーン
グレゴリー・ペック
エディ・アルバート 他
音楽 ジョルジュ・オーリック
撮影 アンリ・アルカン
フランク・F・プラナー
118分 モノクローム