2018年7月「地下鉄のザジ」と「気のいい女たち」がDVD&ブルーレイ化されるらしい
ヌーヴェル・ヴァーグ作品の中でもファンの多いルイ・マル監督の「地下鉄のザジ」(1960)と、廃盤希少品のため中古市場で長らく高額取引されファンを悩ませていたクロード・シャブロル監督の「気のいい女たち」(1960)が2018年7月、DVD &ブルーレイ化されリリースされる。
今年に入ってヌーヴェル・ヴァーグ作品を集中的に観ていた私は、レンタルにない作品のDVDを探し求め、毎日欠かすことなく(もはやライフワークとして)Amazon・メルカリ・ヤフオクをチェックし続けてきましたが、「気のいい女たち」はエリック・ロメールのDVDBOXに継ぐ高額品と化し、つい最近までの市場価格は10,000円前後。
これにはどんなシネフィルもさすがに戸惑うことでしょう。もちろん私も全く手が出ず。いっそあきらめてまたいつか、と泣く泣く保留しようと思っていた矢先でしたので、Amazonで“予約受付中”の「気のいい女たち」を見つけたときには、まさにとびあがって喜んでしまいました。
しかもDVDは廉価版で非常に良心的価格設定で、ブルーレイには豪華ブックレット付きとなりゃ。もう買わない理由が見当たらないじゃないですか。角川さんホントありがとう!
早速予約してひと安心。いやはや7月下旬まで楽しみすぎて待ちきれません。
そこでせっかくですので今夜は「気のいい女たち」について軽く予習しておこうと思います。
気のいい女たち(1960)
Story
パリの電器店で働く4人の若い女性の退屈な昼と刺激的な夜を描く。
ジャーヌはフィアンセがいながらも束縛を嫌う。一番年長のジネットは秘密が多い。
リタは彼氏の両親を見て落胆する。
ジャクリーヌは、若くハンサムな男に騙されそうになる…。「Oricon」データベースより
すみません。あまり引用したくなかったのですが、なんせまだ観たことのない映画ですので、今回は引用させていただきました。7月に映画を観たらまたアップさせていただきますね。
さて4人の若い女性とは
- ベルナデット・ラフォン(ジャーヌ)
- ジネット(ステファーヌ・オードラン)
- リタ(リュシル・サン=シモン)
- ジャクリーヌ(クロチルド・ジョアノー)
という配役となっているようでなかなかの美女揃いです。
この作品はシャブロルの4作目の長編にあたる作品なのですが、2作目の「いとこ同志」にも出演したステファーヌ・オードランは本作撮影中シャブロルと交際中だったそうで、64年12月にめでたくご結婚されております。(その後80年に離婚されてますがね)
残念ながら今年3月お亡くなりになりましたが、非常に個性的且つ魅力的な女優さんですよね。
ストーリーに関しても、“退屈な昼と刺激的な夜を描く”って何だか気になる!あーはやく観たい。
ついでに高額化しているシャブロル監督の「女鹿」(1968)だとか「肉屋」(1970)なんかもDVD化されて欲しいものです。
さてさて、実は同じくクロード・シャブロルのヌーヴェル・ヴァーグ作品である「二重の鍵」(1959)をようやく手に入れ今朝届きましたので、今夜はそれを観てから寝ようと思います。
それではまた。おやすみなさい。