北北西に進路を取れ

 

こんばんは。

今夜は「北北西に進路を取れ」(1959年アメリカ)を観ようと思います。

この映画はアルフレッド・ヒッチコック監督のハリウッド製作後期の作品になりまして、主演はヒッチコック作品ではお馴染みのケーリー・グラント。

ヒッチコックはイギリスの映画監督なんですが、イギリスでの活躍がハリウッドで注目され、1940年以降アメリカで映画製作するようになったそうです。

さて以前観たのが随分と前ですので、どんなストーリーだったかは忘れましたが、何より忘れられないのが、ヒロインを演じたエヴァ・マリー・セイントという女優さんが美しかったという事です。

それでは作品情報をどうぞ。

 

 

作品情報

事件は、ある人物に間違われることから始まった…。

広告代理店を経営するロジャー・ソーンヒルは、いきなりニューヨークのホテルから、二人の男に連れ出される。ある人物と勘違いされ、いわれのない仕事への協力を強いられる。それを断ったとたん、事故に見せかけ殺されそうになる。逃げるロジャー。しかし行く先先で新たな事件に巻き込まれていく。果たして、彼が間違われた男の正体とは…。そしてこの事件の真相とは…。
恋とスリルに満ちたサスペンスが展開するアルフレッド・ヒッチコック監督の傑作。

 

出演■ケーリー・グラント

エヴァ・マリー・セイント

監督■アルフレッド・ヒッチコック

脚本■アーネスト・レーマン

音楽■バーナード・ハーマン

1959年8月6日公開(アメリカ)

 

 

感想・レビュー

いやぁ久しぶりに観ましたけど、本当におもしろかったです。悪いところが見当たりません。これぞ映画!まさに最高傑作!

ストーリーのおもしろさ

この映画はまず、ストーリー自体が細かいところまですごくおもしろいんですよね。

ケーリー・グラント演じるロジャー・ソーンヒルは、ある男に間違えられて殺されそうになり、それを母親や周りの人々の誰にも信じてもらえず、自ら間違えられた男を探しにいくのですが、そこでまた新たな事件に巻き込まれてしまいます。殺人犯の濡れ衣を着せられ、指名手配の身になって逃亡していると、エヴァ・マリー・セイント演じるイヴ・ケンドールという女性に助けられ、彼女を信じ言われた通りにするとまた殺されそうになります。そこから彼女を追跡し、真実が少しずつ明らかになっていくのですが、まぁ観ていて飽きる暇がないほど、次々といろんな出来事が起こります。

今でこそ、ハリウッド映画などでは、様々な事件が巻き起こり、それをタフに解決していくといったストーリーはありふれているかも知れませんが、1959年に見事に映画化しているのですから、やはりアルフレッド・ヒッチコックという監督は天才としか言いようがありません。

お洒落感

この映画の大きな魅力のひとつとして、全体を通してすごくお洒落な雰囲気に仕上がっている点が挙げられます。まず、オープニングのクレジットタイトルからいきなり洒落てます。それから、ソーンヒル氏のスマートなファッションやぴかぴかの靴、洗練された一流ホテルやお屋敷の書斎、ベンツマーク越しのカットに、お洒落ママ。ル・コルビュジエ設計の国連ビルの登場に、イヴ・ケンドールの隙のなさすぎるファッション。その後も、登場人物のファッションは然ることながら、シカゴのホテルやサウス・ダコダの別荘、ラシュモア山など、ロケ地の建築物まで全てがお洒落で、観ていて本当に楽しいです。

これは、オープニングで秘書に指示する内容からしても、主人公のロジャー・ソーンヒルが広告屋でお洒落な人であるという事に関係しているのかも知れませんが、とにかくこの映画にお洒落な要素をふんだんに取り込んだ事で、さらに観る側を楽しませてくれている事は確かです。

好きなシーン

これはやはり、ロジャー・ソーンヒルとイヴ・ケンドールの食堂車での食事シーンです。ここでのふたりのやりとりがまた、台詞までお洒落に仕上がっていて、大好きなシーンなんです。イヴの台詞ははどれも簡潔で最高ですし、ロジャーのマッチのイニシアルの間に入った0の説明が素敵すぎます。

最後のラシュモア山でのドキドキハラハラのシーンがいちばんの見どころかとは思いますが、私はこの食堂車での会話がいいなと思いました。ストーリーとしても、半分はラブ・ストーリーですので、ふたりの素敵な会話のシーンもお見逃しなく。

 

 

ひとりごと

最初に観たときも洒落た映画だなと思った記憶はあったのですが、ここまで洗練された映画だったとは、ちょっと驚きましたね。そしてやはり、イヴ・ケンドールを演じたエヴァ・マリー・セイントは美しかったです。この方の声やゆったりとした話し方もセクシーでいいですよね。ケーリー・グラントのユーモアも相変わらず素晴らしいです。

そして、やはり、最後のラシュモア山でのシーンは観ていて圧巻です。ここでのカメラのアングルがまたすごいんですよね。何度観てもどうしてもドキドキしてしまう名シーンです。

それから、もうひとつだけ、この映画は音楽もすばらしいんです。重要な箇所で本当に効果的に音楽が使われていますので、この辺りにも注目してみるといいと思います。音楽を担当した、バーナード・ハーマンは、ヒッチコック作品やその他多くの映画音楽を作曲し、「タクシードライバー」(1976)ではアカデミー作曲賞を受賞しましたが、ヒッチコック監督とは「引き裂かれたカーテン」(1966)の音楽を巡り対立し、その後のヒッチコック作品で音楽を担当する事はなかったそうです。

さて、まだまだいくらでもお話できそうですが、このへんで。

おやすみなさい。

 

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です