2019年3月のBSプレミアムシネマで観ておきたいおすすめ映画選

 

暖かくなってきたのはうれしいけれど、花粉症がヒドくてヒドくて泣きながらスタートの3月。

早速BSプレミアムシネマをチェックしたところ、どうなってるの?今月何と52本もの映画が放送予定なんです!これは春休みスペシャルか何かでしょうか?よくわかりませんが非常にありがたいことです!しかもクロサワ映画あり、ヌーヴェル・ヴァーグあり、さらにはフィルム・ノワールまで放送されちゃうんですから。絶対に見逃せませんネ。ちなみに、放送本数が多いため、いつもの時間と違う時間帯に放送されている作品も多々ありますので、お間違いのないようしっかりチェックしましょう!

 

新婚道中記(1937)

35(午後1-232

夫婦喧嘩のゴタゴタを描いたレオ・マッケリー監督による傑作スクリューボール・コメディ。こちらは観たことないのですが、SNSのフォロワーさんからおススメいただき楽しみにしているやつなんで絶対観ます。

赤ひげ(1965)

37(午後1-406

今月のBSプレミアムシネマ52本中6本がクロサワ映画なんですよね。せっかくなのでこの機会に全部抑えておきたいところです。まずはこちら「赤ひげ」ですが、無骨な医師、赤ひげの元へ見習いとしてやってきた青年医師の成長の物語ということで、観たことないので楽しみです。

大砂塵(1954)

38(午後1-251

ニコラス・レイ監督による西部劇。

これはとんでもないカルト映画でした。女たちが歪みあい怒ってばかりなのに対し、スターリングヘイドン 演じるジョニー・ギターが激ゆるで、なのにいちいちグッとくるセリフを吐き、何だかカッコイイんです。仏ではゴダールやロメール に熱狂的に支持されたらしいですし、小林旭の『渡り鳥シリーズ』のモデルもこの映画のジョニー・ギターなんだとか。一見の価値ありですネ。

 

 

天国と地獄(1963)

313(午後1-325

今月二本目の黒澤明作品ですが、こちらは黒澤作品にはめずらしい現代劇です。黒澤監督が、エド・マクベインの87分署シリーズのひとつ『キングの身代金』という小説を偶然読んで撮ることになった作品だそうで、会社社長の息子の誘拐事件が、実は運転手の息子が誘拐されてしまったという筋だそうです。昨年10月にも放送されましたが、見逃した方は是非。

死刑台のエレベーター(1957)

314(午後1-233

これは今月個人的にいちばんうれしい放送!永久保存版にしたいと思います。

不倫の末、女の夫を殺した男が偶発的にエレベーターに閉じ込められてしまう。男を捜し夜のシャンゼリゼをさまよう女。その後ろで流れるマイルス・デイヴィス。新しい試みに溢れたルイ・マル監督25歳のデビュー作。天才です。

ミルドレッド・ピアース(1945)

319(午前9-1052

近頃ハリウッドのフィルム・ノワールばかり観ているのですが、まさかこのタイミングで「ミルドレッド・ピアース」の放送があるなんて!うれしすぎます!もしかしてBSプレミアムシネマの方がこのブログ見てくれているのしら。とにかくホントに楽しみ。

 

 

ベニスに死す(1971)

320(午前9-1112

トーマス・マンの同名小説をルキノ・ヴィスコンティ監督が映画化。これは強烈な印象を受けた映画でよく覚えてます。避暑地ヴェニスのホテルで美少年に恋してしまう男の物語なんですが、この文学的内容をみごとに映像化した傑作です。久しぶりにゆっくり観たいと思います。

七人の侍(1954)

321(午後1-428

出ました!「七人の侍」です。黒澤映画と言えばこれを思い浮かべる方も多いと思います。こちらは通常の7倍の製作費を投じ、一年がかりで撮りあげた200分超えの大作でして、あまりに長いのでなかなか手が出ず後回しにしていましたが、今回こそは見逃さないようにしたいです。

用心棒(1961)

324(午前11-052

2つの勢力が縄張り争いを繰り広げる町にひとりの浪人が現れて…。という筋だそうで、これも観たことないのですがおもしろそうですね。ちょっと前に見たロバート・ワイズ監督の『月下の銃声』という西部劇に似ていて、個人的には今月放送のクロサワ映画の中でいちばん観たい作品です。

椿三十郎(1962)

326(午後1-237

こちらは『用心棒』の続編的作品で、三船敏郎さんと仲代達矢さんの決闘シーンが有名な映画だそうですが、これも観たことないんですよね…。今月6作品も放送されるんですから、この機会にクロサワ作品にどっぷり浸かってみようと思います。

蜘蛛巣城(1957)

327(午前045-236

こちらはシェークスピアの『マクベス』を下敷きに、舞台を戦国時代に置き換えた作品。謀反を起こした敵を討った二人の武士が、勝ち戦の報告のため城に向かう途中、偶然出会った老婆からある予言を受けるというお話だそうです。『マクベス』も知りませんが、何だかおとぎ話みたいでおもしろそうですね。とにかく観てみることにします。

 

快盗ルビイ(1988)

327(午前9-1037

これは大好きな映画で、小学生の頃劇場で観ました。お洒落でキュートなキョンキョンもさる事ながら、和田誠監督作品には欠かせない真田広之さんのおとぼけ感がたまらなくチャーミングで何度観ても飽きません。メガネを外したときのハンサムさにもドキドキ。大滝詠一さん作曲の主題歌も名曲です。

山猫 完全復元版(1963)

328(午後1-407

自身も貴族であるルキノ・ヴィスコンティ監督が、貴族の没落と変革を壮大なスケールで映像化した作品。

これはあまりのスケールのデカさに茫然自失となりつつも、まんまと映画の世界に引きずり込まれました。いつ見てもハンサムではありますが、この映画のアラン・ドロンの美しさには参りました。そしてバート・ランカスターがすばらしかったです。あとは製作費が気になるところです。

ザ・ビートルズ~EIGHT DAYS A WEEK(2016)

329(午前045-233

これも今月うれしかった映画です。1963年から66年までのザ・ビートルズを追ったドキュメンタリーですから。おもしろくないわけがありません。観終わってコーフン冷めやらず眠れなくなりそうで心配です。

 

以上、BSプレミアムシネマで放送予定の映画から、おすすめをご紹介致しました。毎月このくらい放送されたらうれしいですが、どうなるのでしょうか?来月に期待です!

 

 

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2件のフィードバック

  1. ktシネフィル より:

    こんにちは。良い情報を有り難かったです。

    今回もラインナップが凄いですね。予約しときます!

    • yukico より:

      ktシネフィル さま
      こんにちは!
      3月のラインナップほんとにすごいですね〜!たくさん放送されるのでうれしいです☆

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