私の「007」ランキング(1960年代のジェームズ・ボンド編)

 

映画「007」シリーズの第1作「ドクター・ノオ」が公開されたのが1962年10月5日。以降60年代に製作された「007」シリーズが全部で6作。1971年の「ダイヤモンドは永遠に」で初代ボンドを演じたショーン・コネリーがボンド卒業ということで、その作品を含め1962年から1971年に公開された「007」シリーズ7作品を勝手にランキングしてみました!

 

No.7

007は二度死ぬ(1967/5作目)

舞台は何と日本!ということで期待して観たわけですが、相撲に忍者に温泉に海女と日本名物?の紹介に忙しく、肝心のミッションは少々サボり気味のボンド氏。外国の方から観るとどうなのかはわかりませんが、日本人からすると少々陳腐な仕上がりとなっているように思います。ボンド・カーのトヨタ2000GT(特注のオープンカー仕様)もボンドは一度も運転せず。しかし、日本を舞台にした007が製作されたなんて何度考えてもすごいなぁ。カルト映画として観ればダントツ一位ですがね。

ボンド・ガールの浜美枝

 

No.6

007 サンダーボール作戦(1965/4作目)

オープニングのアクションシーン(特殊装備の空飛ぶリュックも登場)と、ボンドガールのドミノを演じるクローディーヌ・オージェは最高に美しくて大好きなんですが、バハマの海中シーンが多すぎて肝心のボンド氏がほぼウエット・スーツ姿なのが何とも残念。アクションも水中なのでもたもたした印象が拭いきれず残念ながらこの結果です。

 

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No.5

007 ロシアより愛をこめて(1963/2作目)

人気作ではありますが、ボンドガールのダニエラ・ビアンキがあまりに美しく目立ちすぎているような気がしてここにランクインです。ストーリー的には列車内での殺し屋との攻防や空からヘリに爆撃されるシーンはヒチコックの「北北西に進路を取れ」と似通っているようにも思いましたが、いちばんの盛り上がりであるモーターボートでの追撃戦と海上の爆破シーンは迫力満点。アタッシュ・ケースに装備された秘密兵器の登場により最強の殺し屋レッド・グラントを撃退!ラストに登場するクロップの毒針付き靴が良い!これぞスパイ映画!

No.4

女王陛下の007(1969/6作目)

ボンド役をジョージ・レーゼンビーが演じた唯一の作品である本作は、雪山を舞台にスキーで車でボブスレーで大アクション。原作に忠実すぎるストーリーと、ボンド=コネリーの印象が強すぎた影響で興行的にはやや弱かったようですが、個人的には好きなストーリー。なんと言っても最高なのがボンド・ガールのテレサを演じたダイアナ・リグ。ボンドが初めて惚れた女の名に恥じない超いい女を見事に演じています。ついに愛する女性と出会い、あのボンドが結婚までしてしまうのですからビックリ仰天。しかしマネー・ペニーも涙した華やかな結婚式の後、衝撃の結末が!一度は観て欲しい作品です。

2代目ボンドジョージ・レーゼンビーとダイアナ・リグ

 

No.3

007 ダイヤモンドは永遠に(1971/7作目)

これおもしろかったですね。ダイヤモンドの奪い合いっていうスパイ映画の王道中の王道のストーリではありますが、ラスベガスを舞台にムスタング・マッハ1で繰り広げられるカー・アクションや、ホンダのバギーで走るボンド氏が良かったです。火葬場で採掘場で殺されかけ危機一髪!とハラハラさせられるも、スマートに対応するボンドが相変わらずカッコいい。けれども少々くたびれてきたコネリーのボンドは残念だけどここで卒業がやっぱり妥当かな。したたかなやり手ボンド・ガールのティファニーと、超モダンなホワイト氏の家で繰り広げられる美女たちとの格闘シーンもなかなか。何といっても殺し屋のゲイカップルが良い。良すぎ。

 

 

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No.2

007 ドクター・ノオ(1962/1作目)

一作目にしてこの出来はすばらしいとしか言いようがないです。やはり英国諜報員ジェームズ・ボンドのキャラクター設定が良いんですよね。秘密兵器やボンド・カーはまだ登場しないものの、酒に関するウンチクや登場シーンでのお決まりのセリフ(ボンド。ジェームズ・ボンド)、英国情報部の上司Mやその秘書マネー・ペニーとの絡みとかね。それからボンド・ガールの登場ですよ。ジャマイカの海岸から突如登場するセクシー白ビキニのハニー・ライダーを演じるウルスラ・アンドレスは最も人気の高いボンド・ガールなんだそう。ストーリーもおもしろくて、ジャマイカを舞台にクラブ・キーという島で何やら企てているドクター・ノオがホントにこわい。プロフェルドより全然ラスボス感ありで悪役内でもかなりいいキャラクターだと思います。音楽も良いですし、オープニング・クレジットのあまりの洒落っぷりに開始数秒で即K.O.。イチコロです。

ドクター・ノオ

 

No.1

007 ゴールドフィンガー(1964/3作目)

やっぱりこれです。まずオープニングのウエットスーツ脱いだら白タキシードっていうスマートすぎる登場からしてもう最高ですよね。金色に塗られた女の死体と無敵の右腕オッド・ジョブ。一度聴いたら忘れられないシャーリー・バッシーの歌う初の歌ものテーマソングに”甘みを抑えた”ミント・シュレップなど、ひとつひとつのシーンが非情に印象深いです。秘密兵器を搭載したボンド・カーのアストンマーティンDB5が初登場し、スイスの山道や工場内で派手にカーチェイス!個人的に映画史上最も好きなキャラクターである「Q」も本作が初登場。シリーズ内で唯一敵がプロフェルドではないんですが、ところどころで語られるゴールドフィンガー氏のある意味筋の通った悪の名言も聞き逃さないで。金で塗られた女とその妹、そして男嫌いのボンド・ガール「プッシー・ガロア」と3人の女が登場するのもいいですね。ゴールドフィンガーの壮大な計画を絶体絶命のピンチからさらりとかわすクールなラストも笑っちゃうほどカッコいい!これぞ007!これぞジェームズ・ボンドです!

以上、私の「007」ランキング7(ショーン・コネリー&ジョージ・レーゼンビー/60年代のジェームズ・ボンド編)でした。次回は1973年から1985年のロジャー・ムーア時代7作品でやってみようと思います!乞う!ご期待!

 

 

 

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